アクアデータサービス ~ リアルタイムデータ伝送システム

当社独自のIoTシステムインフラである、水質データや流速データの遠隔伝送サービスを総称し、【アクアデータサービス(ADS/Aqua Data Service)】と名付けました。YSI社多項目水質モニター(或いはSontek・AADI社の超音波流速計)により観測された水質等のデータは、LTEパケット通信を搬送キャリアとする当社のデータ伝送モジュールにより、リアルタイムに遠隔伝送を行うことができます。

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ADS / Aqua Data Service(アクアデータサービス) とは?

当社独自のIoTシステムインフラである、水質データや流速データの遠隔伝送サービスを総称し、【アクアデータサービス(ADS/Aqua Data Service)】と名付けました。

YSI社多項目水質モニター(或いはSontek・AADI社の超音波流速計)により観測された水質等のデータは、LTEパケット通信を搬送キャリアとする当社のデータ伝送モデュールにより、リアルタイムに遠隔伝送を行うことができます。データは、最新のセキュリティで防御、ミラーリングされた当社のクラウドサーバ内へ伝送・格納され、お客様はインターネットを介して、観測データをリアルタイムに閲覧、データダウンロードすることができます。

また、標準装備されたデータ監視機能により、各データ項目に任意設定された閾値をブレークした際に、警報メールを発信させることも可能です。データは最新のものはもちろん、過去のデータもリストおよびグラフ形式で確認することができます。

観測場所は海面養殖漁場・港湾・海洋・河川・湖沼を始め、ダム・工業用水処理・生活排水処理・陸上養殖・農業用水などの陸域施設まで、さまざまな水域、陸域施設での運用が可能です。

このような多様なフィールドへ柔軟に対応し、システムを実装可能とするために、当社のデータ伝送モジュールを、用途に応じて以下の2種類のタイプでご提供しています。

➢ BOX型データ伝送モデュール DCP 

ブイ型データ伝送モデュール: EMM60水質計測ブイ 

水質データ伝送システム IoTインフラ レンタルパッケージ

ADS - Aqua Data Service

ADS/アクアデータサービスは、どのようなセンサーを対象にしたシステムですか?

標準センサーとして YSI EXO多項目水質モニターを対象とし、水温・電気伝導率・塩分・DO・pH・ORP・濁度・クロロフィル・シアノバクテリア・蛍光溶存有機物・硝酸・アンモニアなどを同時に計測することが可能です。YSI EXO多項目水質モニターは、電極自動洗浄ワイパー機能を装備し、生物付着抑止コンポーネントをオプション活用できるため、長期間にわたり信頼性の高いデータを提供し、現場アクセスによるメンテナンス頻度を低減することができます。

また、水質センサー以外に、SonTek超音波ドップラー流速計(Argonaut-ADV、Argonaut-XR、SonTek-IQ、SonTek-SL)などにも適用が可能です。

データ伝送モデュールはどのようなものですか?

ADSの中核機器とされる【データ伝送モデュール】は、現場用途に応じて以下の2種類のタイプでご提供しています。

BOX型データ伝送モデュール DCP 

ブイ型データ伝送モデュール: EMM60水質計測ブイ

【BOX型データ伝送モデュール - DCP】概要

IP67 防水・防塵規格相当で耐候性を備えた NEMA 筐体(約35cmx40cmx20cm)を採用しています。接続するEXOセンサーを含め、必要とされる全ての電力は筐体前面に実装したソーラーパネルにより自律供給されます。ボックス内部には、データプロセッサ、LTE 通信モデュール、ソーラー電源制御システム、充電バッテリーが封入されています。EXOをケーブル接続し、電源を投入するだけで遠隔データ伝送が開始されます。護岸、海上構造物・イカダなど、水上プラットフォームへの設置に最適です。

【ブイ型データ伝送モデュール - EMM60水質計測ブイ】概要

ブイタイプのデータ伝送モデュールで、接続する EXO センサーを含め、必要とされる全ての電力はソーラーパネルにより自律供給されます。ブイヘッド部には、データプロセッサ、LTE 通信モデュール、GPS モデュール、ソーラー電源制御システムが格納されています。 EXO はブイヘッド部とケーブル接続し、ムアリングロッド部に収納されます。

データの更新間隔はどのくらいですか?

データ伝送モデュールでは20分毎に計測されたデータを内部記録しています。データのパケット伝送間隔としては、通常1時間毎となりますので、標準として、1時間毎に3セットずつ時系列データが更新されるという形式になります。

ADS/アクアデータサービスは、どこでも受けられますか?

データの回収にはドコモパケットデータ通信(LTE)を使用しています。ドコモ通信網でカバーされているエリアは使用可能と判断できますが、弊社にて事前の電界強度チェックにより通信サービス可否についての最終判断を実施いたします。

ADS/アクアデータサービスの契約体系はどのようになっていますか?

センサーやデータ伝送モデュールの機材の購入、またはレンタルでの適用、或いはリース契約として現場メンテナンスを弊社で実施する場合などによって契約体系、条件が異なります。概ね以下の1~3に示す形式でADS/アクアデータサービスを導入することが可能です。詳細については、弊社までお問合せください。

1.ご購入頂いたセンサー及びデータ伝送モデュールでADSを導入する形式

  ⇒複数年など長期に渡る遠隔データが必要な場合に適用

2.既に所有されている(或いはこれからご購入の)センサーに、データ伝送モデュールのみをレンタルすることでADSを導入する形式 (水質データ伝送システム IoTインフラ レンタルパッケージ

    ⇒数カ月以内などの短期間での断続的な遠隔データの収集に最適です

3.センサー及びデータ伝送モデュールを超長期(3~5年)でリース、定期メンテナンス保守も含めてADSを導入する形式

  ⇒官公庁向けの契約形態となります。

ADSのクラウドWebサーバーへのアクセスは、当社ホームページのアクアデータサービスログイン画面より、IDとパスワードによるログイン方式によります。

ログイン後、観測地点の水質のグラフ/リスト表示・閲覧、ダウンロード、また警報など各種設定を実施することができます。

表示のサンプルは アクアデータサービスログイン画面にてゲストIDを入力することでページを見ることができます(ID=Guest パスワード=空白)。