YSI - a Xylem brand  

YSI EXO 濁度センサー

EXO 多項目水質計に使用する高性能濁度センサーです

YSI EXO濁度(turbidity)センサーは、赤外線90°散乱光方式により水中濁度を検出します。

  • 概要・特長
  • 製品仕様
  • 技術資料

EXOの濁度センサーは近赤外光源を使用し、照射光に対して直角に散乱した光を検出します。

このタイプの濁度センサーは、比濁分析式近赤外濁度計と呼ばれています。この手法では、FNU(formazin nephelometric unit)単位で測定値で測定されます。但し、多項目水質計EXOの濁度センサーはキャリブレーション単位はFNUですが、NTU(nephelometric turbidity units)、RAW(raw sensor signal)、またはTSS(total suspendedsolids)に変更して測定使用することもできます。

濁度センサーはホルマジン単位で相関を持つのに対し、その他のキャリブレーションや現場測定値は、濁度センサーのそれぞれによって異なります。これらの差異は、光学系の構成や形状の違いと、それにより浮遊物質の異なる特性を検出した結果と考えられています。これは全ての濁度センサー固有の性質であり、同じ標準液を用いて校正したにも関わらず、それぞれの濁度センサーは、同じサンプルに対し異なる測定値を示します。濁度の長期間連続観測を行う為、多項目水質計EXO2やEXO3には濁度センサーなどを掃除するワイパーがあり、それによって生物付着を防止し、センサーの精度が保たれます。

YSI EXO Turbidity Smart Sensor

濁度 - デフォルト単位

 FNU

温度環境 - 動作時

-5~+50℃

温度環境 - 保管時

-20~+60℃

計測範囲

0~4000 FNU

精度

0~999 FNU:0.3 FNU または読取値の±2%

応答速度

T63<2秒

分解能

 0~999 FNU:0.01 FNU
1000~4000 FNU:0.01 FNU

光学系

860±15 nm

電極方式

赤外線90°散乱方式